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ボロボロになった覇権国家(アメリカ)―次を狙う列強の野望と日本の選択: 北野幸伯

内容
  • ある国が永遠に覇権国家であることはあり得ない。
  • アメリカは3つの赤字(対外債務・財政赤字貿易赤字)によりボロボロであるが、日本という「天領」「あげまん」がいる限り安泰。
  • アメリカは理由があるから戦争をするのでなく、戦争する理由を後付けする。
  • 今は基軸通貨は米ドルだが、いずれユーロが取って代わる。
  • 中国は、アメリカ没落は必然と考え、そのための軍備を(自国では調達できないためにロシアから輸入して)進めている。
  • ロシアは、石油を武器としてEUと強調して、アメリカを孤立させ「悪の帝国」に仕立て戦争で自滅させる。
感想

もっともと思える部分とそうでない部分とがあったが、いずれにせよモスクワから日本を見た本というのはかつて無かったと思われるし内容も客観的(日本の立場で語られていないと言う意味で)で面白かった。